会員(写真家会員)・理事の谷口能隆さんが札幌で個展を開催します。
三陸海岸を中心に大津波の被害を及ぼした東日本大震災から13年が経過しました。谷口さんはその復興事業として建設された巨大な防潮堤から海と人との関わりを見つめることをテーマに撮影を続け、2021年以来東京、京都、そして札幌で発表しています。
本展は、2021年10月に東京・新宿のアイデムフォトギャラリー「シリウス」で、同年11月「Head On Photo Festival 2021」(シドニー)で、2022年4月に京都国際写真祭”KYOTOGRAPHIE”(キョウトグラフィー)のサテライトイベントである「KG+2022」の参加プログラムで、同年11月に札幌のコンチネンタルギャラリーでの展示に次いで、再び札幌での展示を行うものです。
【作家より】
未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発生から13年。
復興事業の要として、三陸地方の沿岸部に総延長400キロメートル(約600カ所、総事業費約1.4兆円)にわたる巨大防潮堤が建設された。
防潮堤の建設により津波からの安心感が得られる一方で、「海が見えない」、「漁業者の作業場が奪われる」、「防潮堤に対する過信から、逃げ遅れの懸念がある。」など、建設に異を唱える意見も多く、計画は難航した。
そうした海と共に生きることを生業(なりわい)としてきた地域の人々の「海が見たい」といった想いに対して、一部の自治体では防潮堤の壁に「窓」を設置することで計画が断行された。
果たしてこの防潮堤の「窓」を通してどのような景色が見えるだろうか。
■谷口能隆 写真展『防潮堤の窓 ~What can you see through the windows of the Seawall?~』
会期……2024年5月11日(土)~31日(金) 11:00~19:00 会期中無休 最終日は16:00まで
入場無料
【イベント】
●ギャラリートーク……5月11日(土)16:00〜 会場にて
本展開催と連動してギャラリートークを開催します。
*定員=10名(立ち見可能) 下記ページをご覧の上、会場のLINEアカウントからご予約ください
https://ers.sony.jp/SEvent/pageEventDetailEVT?e=a2OF9000006HaPIMA0&p=%E6%9C%AD%E5%B9%8C
●カメラ・レンズ購入相談……5月11日(土) 11:30~12:00 / 14:30~15:00 会場にて
撮影の幅を広げたいけれど、どんなカメラやレンズを選べばよいかお悩み中の方、機材選びの様々な疑問に応じます。予約制ですのでお待たせすることなくご案内ができます。グループでの参加も大歓迎です。ぜひこの機会にお気軽にご参加ください。
*定員=各回1名(グループでの参加も大歓迎) 下記ページをご覧の上、会場のLINEアカウントからご予約ください
https://ers.sony.jp/SEvent/pageEventDetailEVT?e=a2OF9000006HaPNMA0&p=%E6%9C%AD%E5%B9%8C
会場……ソニーストア 札幌内 αプラザ(札幌) ギャラリースペース
060-0061 札幌市中央区南2条西3丁目20番地 moyuk SAPPORO(モユク サッポロ)3F
地下鉄南北線・東西線・東豊線 大通駅より地下街ポールタウンへ進み、狸小路下で直結
市電 狸小路電停前